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経営企画職として活躍するために、必要な6つのスキル

経営企画職というのは、会社の舵取りを担う、高度なプロフェッショナル職です。そのため、様々な能力・スキルが必要となってきますが、そのなかでも、代表的なものを6つリストアップしてみます。いずれも、経営企画というポジションにおいて活躍するうえでは、欠かせない資質と考えてください。

論理的思考能力、分析力

経営というのは理詰めで物事を考えていく世界なので、論理的な思考能力というのは必須となります。また、そのためには、状況を的確に把握出来るだけの分析力も必要です。なお、的確な分析というのは、適切な情報のうえに為されるものなので、情報収集力(どんな情報を入手すべきか、その情報をどうやって入手すればいいのか、判断出来るスキル)も必須となります。

決断力、判断力

現代の経営ではスピードが求められるので、素早く物事を決断出来るというのも、必須スキルとなります。もちろん、ただ速ければいいというわけではなく、適切な判断をしてこそなので、判断力というのも重要です。

経営数字に関する知識

BS、PL、CFなど、経営に関する数字を読み解き、正確に理解する知識が経営企画職には必要となります。経営計画を立てるには、経営指標を分析することが欠かせないからです。そのため、経理・財務担当者が経営企画職に抜擢されるというケースが多くなっています。

ただし、決算経験だけしかないというだけでは厳しく、管理会計に関する知識を持っているということが前提となります。また、これはそもそもの前提となりますが、こういった背景があるので、数字に弱い人は経営企画の仕事に就くのは難しいと考えてください。

発想力

市場環境の変化が激しいなか、企業は常に新しい収益源を確保するための方法を模索しています。そのため、新しい事業アイデアを発想出来る人材というのは貴重な存在であり、経営企画職に抜擢されるケースが多くなっています。

ただし、アイデアというのは、ただ思いつくだけでは意味がなく、そのアイデアを形にしてこそです。従って、そのアイデアを実現するにはどうすればいいのか、方策を考える計画立案能力、その計画を自分が先頭に立って推進していくだけの実行力も必要となります。

コミュニケーション能力、交渉力、プレゼンテーションスキル

経営企画というのは、計画を立てるだけでなく、その計画を実現させることが役割となります。実際に経営計画に沿って、業務を遂行していくのは他部署の社員となるので、経営計画部門の意図を説明して、的確に理解してもらわなければいけません。そのためには、スムーズな意思疎通が欠かせないため、コミュニケーションスキルやプレゼンテーション能力が重要となってきます。

また、時には部門間との調整、橋渡しなどを行うケースが出てくるので、良い意味での政治力、交渉力も欠かせないスキルとなります。

マーケティングスキル

会社の目的というのは利益をあげることです。利益というのは売上から経費を引いたものとなりますから、売上をあげるというのが重要な課題となるわけです。経営計画とは売上をあげるための計画とも言えるわけであり、その計画を立案する経営企画担当者には、マーケティング能力が求められることになります。

自分で目的を決めて実行するという経験を積んでいる人は強い

経営企画という仕事に必要なスキルを細かくあげてきましたが、大きな目線で考えると、経営企画というのは、自分で状況を分析して、その分析のもとに戦略を立てて実行する。その結果を踏まえて、修正・改善案を考えて、さらに進めていくといった仕事です。

そのため、自ら目的を決めて実行するという経験を積んでいるというのが、経営企画職に求められる人物像です。この経験というのは、自分がリーダーシップを取って、仕事に取り組む姿勢さえあれば、どんな職種でも積むことが出来るので、そういった意味では、自発性を身につけるというのが、経営企画職になるための最重要要素と言えます。あまり、前職は関係ないということです。

実際、経営企画に転職した人の前職を見ると、財務、営業、人事、コンサルティングなど、多岐に渡ります。なかには、法人融資担当として、数十の企業の資金繰り支援をしていたという銀行マンが、その経験を買われて、経営企画職として採用されたという事例もあります。

今のポジションにおいて、自分で考えて率先して動くということを意識してください。そういった行動が出来る人間は少ないので、自然と多くの人の目に留まりますし、そうすれば社内で評価が上がり、抜擢される可能性が高くなります。

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